この<ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)>は、
ウィリアム・シェークスピアの悲劇として名高い。
だが私はこの作品を「悲劇」と考えてはいない。一人の軍事指導者のいかに生きたかを描く、
伝統的戯曲と見倣しているからである。
初代ローマ皇帝を目前にしながら、B.C44年3月15日に部下のブルートゥスなどにより暗殺された、
というあたりが悲劇と考える要因だろう。
だが私はこの点についても、名将が素晴らしい死に場所を得たと解釈している。
実のところ死に場所を得ることほど難しいことはないのだから・・・・・・。
カエサルの貨幣発行については、そこそこにヴァラエティが存在する。
彼の軍団は移動式の造幣所を有していたから、将兵の給与支払いのためのデナリウス銀貨を製造していた。
象を描いたタイプがその代表的なものだ。
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