2012年のNHKの番組で、古代ギリシアのアテナイにおいて、フクロウを描くテトラドラクマ銀貨が、あたかも流通市場の主役だったように描かれたものがあった。
けれど当時の経済規模からして量目が17グラムというテトラ―4ドラクマが一般市民の間で授受されていたというのは無理がある。
マーケットに出かけて一片の肉塊、あるいは数個の果物が、銀貨を必要とする金額だったか、考えてみれば直ぐ理解できる。
つまり金貨でもなく銀貨でもない、青銅貨(銅貨)が主役の世界だったのだ。銅ですら稀少な貴金属であることを忘れてならない。
それでは今日にも残っている16から17グラムのテトラドラクマ銀貨は、一体何を目的に製造されたのであろうか?・・・・・・
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