最初のクラウン銀貨

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インフレヘッジ7 イギリスクラウン銀貨 1551年 エドワード6世 これだけのものは滅多に目にできない

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリスクラウン銀貨 

1551年 エドワード6世 これだけのものは滅多に目にできない

 
イギリスは大型銀貨について、オーストリアの後塵を拝してきたが、ついに1551年――エドワード6世(1547―1553)の治世下に発行された。ヘンリー8世の長男で、イングランドのテューダー家の王、としての貨幣発行だった。
これは本来、金貨の貨幣単位であるが、5シリングの価値を有していたことで、いつしか銀貨のものとなっていった。それどころか大型銀貨の代名詞として、今日も広く用いられている。
この1551年のクラウン銀貨だが、当時最先端のオーストリアの製造技術に較べて、かなり拙劣なことが目立つ。彫りが浅いことから、流通市場で頻繁に使用されると磨耗しやすく、状態の良好なものが極端に少ない。
最初のクラウン銀貨ということで、長く注目してきたコインの1枚だが、何しろ極美品――EFのグレードのを見たことがない。せいぜいVF+といったところだ。それもまたロンドンのオークション上でしかなく、手に触れる機会がなく終わった。
だから、イギリス最初の大型銀貨――クラウン銀貨を手にしようと思った場合、グレードを少し下げて考えないと、まず見送りの連続となってしまう。つまりVFだけあったら文句なく考慮に入れてよい。
イギリスのグレードが良好な大型銀貨や金貨は、退役軍人基金の資金が流入したことで、マーケットから急速に姿を消している。1601年や02年のエリザベス1世のクラウン銀貨もこれと似たような状況で、VFだけあったら上出来だと言える。
このあたりはグレードがVFだったら、押えておくべきだろう。何しろ5年先10年先が楽しみなコインである。

 

 

2013.8.16|コインについて ヨーロッパ 地域コレクション

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