リチャード2世

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リチャード2世

リチャード2世(在位1377−99)は、イングランドのプランタジネット朝最後の王であり、
エドワード皇太子BLACK PRINCEの子として知られた。祖父のエドワード3世を継承、彼はわずか10歳で即位したことから、
ランカスター公やグロスター公に補佐された。それによって1381年の農民一揆を辛うじて鎮圧出来たのだった。
 やがて親政が開始されると、リチャード2世は独善的となり、専制君主のように振る舞い始めた。
そしてランカスター公ヘンリー(のちのヘンリー4世)によって捕らえられ、失脚させられた上で殺害された。
 シェークスピアはその32年程の人生を、独特の視点から戯曲としたが、なかなか面白い作品となっている。
末裔がアメリカ第37代大統領  リチャード・ミルハウス・ニクソンというのも興味深い。
リチャード2世の貨幣発行は、量目1グラム以上のペニー銀貨がある。このためグロート(4ペンス)銀貨ともなると、
量目は4グラム以上を有しており、直径も25ミリからなる立派なコインだ。
また0.5グラムの1/2ペニー銀貨もヘンリー6世の頃にかけて流通していた。
船上のリチャード2世の肖像を描くノーブル金貨は、その貨幣発行の中で最高額面として知られる。
 ただしリチャード2世が悪評の内に治世を終えたことから、失脚後に速やかに流通市場から回収された、と考えて良い。
銀地金の価値そのものが流通市場の価値だったから、ヘンリー4世治世下になりその殆ど鋳潰されたわけである。
そのためリチャード3世程ではないが、リチャード2世のコインもまた、現存数が極めて僅少なことが知られている。

 

2016.9.28|シェークスピア作品の主人公とコイン

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