ヘンリー4世

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ヘンリ−4世
ヘンリー4世(在位1399-1413)は最初のランカスター家出身のイングランド王で、
従兄にあたるリチャード2世に王位を奪われた。
そこでフランスに亡命すると彼地で兵を集め、人気のないリチャード2世を撃破し、
捕らえた上で殺害してしまう。
かくして王位を得たヘンリー4世だが、その年に早くもウェールズの叛乱が発生した。
次いで1400年にはリチャード2世支持派の蜂起、1403年のヘンリー・パーシィの乱、
トマス・モーブリの乱なども矢継早に起こり、鎮圧に忙殺される有様であった。
シェークスピアは内外に多難なヘンリー4世を見逃さず自らの戯曲の題材としたのだ。
まさに内患外憂の見本だと言えた。
ヘンリー4世の貨幣発行は内乱相次ぐ国内事情からして、
直ぐに軌道に乗ったとはとても考えられない。即位直後から混乱が始まったためである。
ペニー銀貨をベースとし、ハーフグロート(2ペンス)銀貨、それにグロート銀貨などが中心だった。
そうした銀貨はどれもが少ない製造数であったらしく、かなりグレードの低いコインだとしても、
そこそこの評価となっている点が注目される。
そのため完全に円形を保ち、グレードがVF-美品以上のグロート銀貨だと、かなり高価なものになると考えられる。
ハーフグロート銀貨の量目が軽くなった、治世最後期のものでも珍しい存在と言える。

2016.9.28|シェークスピア作品の主人公とコイン

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