「イタリア王国の素晴らしい大型金貨」

このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

インフレ1伊100リレ金貨1912年 ヴィットリヨ・エマヌエレ3世

 

イタリア100リレ金貨1910~1912 ヴィットリヨ・エマヌエレ3世
のち26年と27年に製造したが、40枚と30枚という僅少に終わった。
直径35mm  量目32.258g

 

インフレヘッジ1イタリア100リレ金貨 1925年

 

イタリア100リレ金貨 1925年 治世25年記念
オリンピックのゴールドメダルより遥かに出来栄えが素晴らしい
直径35mm  量目32.258g
イタリアは小邦分立の時代が長いうえ、神聖ローマ帝国の支配下に置かれた地域も多かった。けれど、ヴェネツィア、ナポリ・シチリア、それにサルディニアなどは、独自の素晴らしい大型の金貨を流通させていた。
1861年にサルディニアによる統一が達成されると、以前のような80リレ金貨でなく、ラテン貨幣同盟仕様の100リレ金貨を発行するようになった。イタリア国王としてのヴィットリヨ・エマヌエレ2世(1861-78)の100リレ金貨は、どれもが1000枚以下の発行数で珍しい。続くウンベルト1世(1878―1900)のタイプの方が比較的入手が容易と言える。
貨幣研究家として知られるヴィットリヨ・エマヌエレ3世(1900-45)は、流石に素晴らしいコインを多く世に出したが、大型金貨も卓越したデザインの4種が見られる。1903年と05年の100リレ金貨など、裏面の鷲の紋章が実に見事で、とりわけ羽の広がり具合に目を奪われる。
1910年からの100リレ金貨は、王の肖像が軍服姿で興味深く、これだけが近代的な雰囲気を有する。
23年の《ファシスト政権1周年》記念100リレ金貨は、裏面に古代ローマの執政官の権威の象徴‐束桿と斧が描かれ、いかにもイタリアらしいコインだ。25年の《治世25年・大戦突入10周年》記念100リレ金貨は、第2次世界大戦以前のオリンピックの金メダルを彷彿とさせるデザインで、マットプルーフのフィールドが素晴らしい。
ここに紹介したコインはどれもが珍しく、発行数も23年だけが2万枚とやや多い以外、次に多いのが25年の5000枚である。揃って資産価値が抜群な上に、人気もまた世界的に極めて高い。イタリアの大型金貨はどの1枚を手にしても、その重厚な手触りに満足感を覚えることであろう。
ことであろう。

2013.7.30|コインについて ヨーロッパ 地域コレクション 近代(ナポレオン以降)

コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

*

トラックバックURL