高額紙幣は確実な資産

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インフレヘッジ5高額紙幣

オーストリア 50ポンド紙幣 
1910年 スぺシメン (見本) ヴィクトリア女王

紙幣もコインもハイグレードなものは、ローグレードなものと較べ、価値が上昇してゆく速度が格段に違う。けれどそれが低額面だと稀少性に欠ける。
何故ならある紙幣の流通が停止されると、低額面紙幣は1枚や2枚、記念に手元へ残す人が多い。ところが高額面紙幣ともなると、それで何が買えるかを考えると新しいシリーズに交換してしまうのが常だ。一例を挙げるなら仏領インドシナの100ピアストル紙幣は、量目27グラムのピアストル銀貨100枚と交換できた。純銀2430グラムだから、殆どすべてがインドシナ銀行に回収された。
オーストラリアで1910年に発行を予定していた50ポンド紙幣は、ソヴリン金貨が50枚だから、流通市場に残るわけがないのである。
1世紀以上前の貨幣価値を考えてみて欲しいのだ。
それでは世界の紙幣の名高い高額面紙幣にどのようなものがあるだろうか?
カナダは1918年に、当時の紙幣価値からすると、とてつもない高額面タイプが発行された。ヴィクトリア女王の5000ドル紙幣と、ジョージ5世夫妻の5万ドル紙幣であった。後者はカナダで流通していた10ドル金貨の、実に5000枚分だから桁違いと言える。
インドでは5000ルピー紙幣と1万ルピー紙幣が、それぞれ1954年に登場している。やはりイギリスの殖民地だったマラヤでは、1942年――日本軍の進攻直前に1万ドル紙幣が準備されて、戦後になって使用された。これらはどれもロンドンのオークションで、数万ポンドの落札額を記録する。
それほど高額面でなくとも、仏領インドシナの100ピアストル紙幣のように紙幣シリーズの最高額面を狙えば、グレードさえ良好なら間違いない。また、現存が1点か2点というクラスなら、グレードがかなり下でも高い評価を受ける。その時はケース・バイ・ケースだ。

2013.8.2|紙幣について

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