流通期間の短い高額面紙幣

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7年とか8年、はたまた10年以上の長きにわたって流通したタイプは、
かなり多くの人が1枚や2枚、コレクションに収蔵しているケースが多い。
とりわけ1000円とか2000円といった程度の紙幣は、
退蔵されてしまうのが普通だと言える。
しかしながら額面が1万円以上――数万ともなると、新紙幣への交換期間が迫ったら、たいていの人は銀行の窓口へ足を運ぶ。
そこで新しい紙幣に替えてもらい、何日かのちにはもう財布にない。
一般的にはそれが常識だが、もし流通した期間が数年――しかも額面が数万円に相当していたら、
両替は慎重に考えた方が良い。
何故なら高額面紙幣は、回収される確率が極めて高い為、
コレクターの手元にあまり残らないからである。
古来から高額面紙幣は現存数が少なく、
気が付くと高い評価をされているというケースが少なくない。
とりわけ兌換券の頃は、金貨や銀貨の価値から考えると極めて当然と言えるのだ。
一例を挙げるなら、1885年以降のフランス領インドシナの100ピアストル紙幣は
銀貨に両替したら純銀が24.3㎏に相当する。
現在の銀価格でも150万円前後になる。
1918年のカナダの5万ドル紙幣は、金貨に両替したら現在だと3億円を超える。
近年の稀少紙幣となりそうな候補は、
イタリアで1997年5月6日から流通を開始された50万リレ紙幣だと思われる。
これは4万円近い価値があり、ユーロに切替えられた2002年になって使用が停止された。
4年少々の流通機関だった。
50万リレというインフレーション紙幣を思わせる高額面で、イタリア人は競って両替してしまった。
ただし手元に残していたとしても、「ピン札」――未使用でなければ意味がない。

 

イタリア 50万リレ紙幣 1997年から2002年 画家ラファエロの肖像を描く

イタリア 50万リレ紙幣 1997年から2002年 画家ラファエロの肖像を描く

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2015.9.28|紙幣について

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